


バナジウムは地表に広く分布する微量金属元素で、
植物や動物のからだにナノグラム単位(1グラムの10億分の1)で
存在すると考えられています。
ヒトのからだにも0.1~1mgはあるのでは?と推定されています。
主にじん臓、肝臓、せき髄、骨、こう丸、肺などに集積されていますが、
その生理作用は不明です。
海水中のバナジウム濃度は1ml中に2~35ナノグラムときわめて低いのですが、
1911年ドイツの研究者ヘンツェがナポリ(イタリア)の臨海試験所で『ホヤ』の中に
このバナジウムが高濃度に貯蔵されていることを発見しました。
近年、バナジウムを活性中心に持つ酵素がいろいろ発見されているので、
この金属元素は生物にとって何か大切な働きがある可能性が強くなりました。
バナジウムがヨウ素と共に甲状腺障害に関連することが研究されていますが、
もうひとつ、インスリンのように血糖降下作用があることが報告されています。
人為的に糖尿病にしたネズミに
バナジン酸ナトリウムと食塩をまぜて飲ませたところ、
血糖値が降下したのです。


ミネラルウォーターの効き目を左右するものに、
硬度の他にもひとつ、pH(ペーハー)値があります。
水溶液中の水素イオンの酸性度を指数化したもので、pH7が中性です。
7より小さくなるほど酸性が強く、大きくなるほどアルカリ性が強くなります。
人間の体液は健康時pH7.35~7.45の弱アルカリ性に保たれていますから、
弱アルカリ性の水はミネラル成分と一緒に無理なく体内に取り込まれます。
いっぽう、人間の皮膚や髪の表面は弱酸性に保たれています。
肌に潤いを与えるフェイシャルスプレーや化粧水の代わりに使用したり、
肌が弱い人や敏感肌の人の洗浄には
肌に刺激を与えない弱酸性の水が適しているといえます。
pHが中性~弱酸性の水で軟水の水は、口当たりの軟らかいまろやかな水です。

酸性とアルカリ性なら、アルカリ性のほうが体にいいようなイメージがありますが、
一概にそうとは言えません。
アルカリ性や酸性に傾きすぎる水は、飲み水として余り向いていないといえます。
ただ、ミネラルウォーターのほとんどがpH5~8くらいにおさまりますから、
問題はありません。
アルカリイオンの水とは、
人工的にpH9~11くらいに作られたミネラルウォーターです。
体の中の体液は弱アルカリ性で、
弱アルカリ性を保つため様々な調節が行われているわけですから、
バランスを崩すことも考えられます。
また、pH1.5~2.0という強い酸性に保たれている胃液の酸性度を下げたり、
殺菌消毒効果を低下させることにもなりかねません。
飲み水としては、偏らない中性に近い水がおいしいといえます。
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